就労継続支援事業所の体験利用とは?申込み方法や気をつけることなど要チェック!

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就労継続支援事業所ってどんなところ?その体験利用って一体何?申し込みの方法は?気をつけることはあるの?

一般就労を目指して新たな第一歩を踏み出そうとしても、何をどうすれば良いか、最初は分からないことだらけという方もいますよね。

そんな就労継続支援事業所を希望される皆様のために、それらの疑問にお答えしつつ、A型事業所であるSOONESSで体験利用をされる場合についてもご紹介いたします。

この記事はこんな人におすすめ
  • 障がいや難病を抱えているけど、新たな第一歩を踏み出したい!
  • 就労継続支援事業所のについて詳しく知りたい!
  • 「まず体験利用はどうすればできるの?」って気になる!
  • 「体験利用ってどんな準備をすれば良いの?」って気になる!
  • 「そもそも『就労継続支援事業所について疑問がある!
目次

就労継続支援事業所の体験利用とは?

就労継続支援事業所と言われても、「最初はどんな場所なの?」「そこで何ができるの?」と、分からないことだらけではないでしょうか。

まずは就労継続支援事業所について、そして行われる体験利用やその良い点についてご紹介します。

就労継続支援事業所とは

まずは就労継続支援事業所についてのご紹介です!

就労継続支援事業所は、「障がいや難病を抱えている、18歳以上65歳未満で一般企業に就労の意志がある人」が利用できる福祉サービスの一つです。

利用すると一般就労に近い形で働くことができ、福祉的なサポートも受けられます。

障がいや難病を抱える方が一般就労できるようにトレーニングする場所といえば想像しやすいのではないでしょうか。

また、就労継続支援事業所で働く場合は、一般的な雇用の訓練に加え、サービス利用という形で事業所が提供する支援計画を実施します。

その作業を通じて、社会で活躍できるように仕事の技能や社会的マナー、コミュニケーションスキルなどを習得して一般就労を目指すのが主な目標です。

つまり、様々なハンディキャップを抱えていても、利用者個人がやりがいや生きがいを見つけ、社会に貢献する可能性を見出す場所とも捉えられます。

※就労継続支援に関する詳しい説明は↓↓リンク↓↓をご覧ください。

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就労継続支援は最初に体験利用ができる!

就労継続支援事業所では、最初に事業所見学を行い、その後に「体験利用」を行うことができます。

いきなり正式にサービス利用開始するのではなく、事前に体験をしていただくことで、事業所から提供される作業プログラムや、事業所の業務環境、雰囲気を体験していただく形です。

それらを通じて、以下の3つを総合的に判断していただく流れとなっています。

  • 事業所の雰囲気や作業内容が自分に合っているか
  • 自分が望む成長やスキルアップができるか
  • 自分の障害や特性に必要な支援を受けられるか

ほとんどの事業所は、費用がかからない体験利用をおすすめしています。

SOONESSの場合も同様に先に見学を行ってからの体験利用が可能。

体験利用は5日間設定しており、利用者の特性や希望する職種を考慮(こうりょ)して作業が提供されます。

職種例としては、以下の7種となっています。

  • システム開発
  • デザイン
  • コンテンツ作成
  • 工芸や梱包などの軽作業
  • データ入力
  • 動画編集
  • マーケティング

など、SOONESSで取り扱っている業務を体験していただく形です。

業種は一つだけでなく、複数の業種を体験することも可能。

体験は費用がかかることは無く気軽に行えますので、積極的に自分の要望を相談員さんやSOONESSのスタッフにお伝えください。

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体験利用することの良い点

事前に事業所で希望する雰囲気を感じていただく事で、自分に合っているかどうか判断することができます。

一般就労もそうですが――

「事業所の提供プログラムは自分の能力や個性が活かせるだろうか?」
「事業所の提供プログラムは自分のスキルアップや成長につながるだろうか?」
「事業所のサポート体制やそこの人たちと上手くやっていけるのだろうか?」

などと、最初は不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

体験利用の良い点は、気軽に事業所提供の作業プログラムを実際に行ってみて、自分が事業所に合っているか判断できることなどがあります。

大まかに以下の3点です。

  • 作業プログラムが自分に合っているか判断できる
  • スタッフや他の利用者との交流
  • 通いやすさや移動の負担

それぞれの点についても見てみましょう!

作業プログラムが自分に合っているか?

自分の過去の経験を活かせそうなもの、興味のあるもの、趣味や特技を活かせそうなもの、新しい経験を求めるなど、事業所が提供する作業プログラムを選ぶ基準は

新たな第一歩を探る手段として、事業所が提供するプログラムが、自分の希望や能力に合っているかを、実際に体験して判断できます。

別の業務も体験したい場合は、事業所側に申し出てください。

事業所のスタッフや、他のサービス利用者と上手くやっていけるか?

事業所でサービス利用を受けるにあたって、他のサービス利用者やスタッフとのコミュニケーションが上手くいくかどうかは、一般就労を目指すための成長に大きく関わります。

正式にサービス利用を開始する時、ある程度業務の流れや事業所の人たちを知っていることで、スムーズにスタートを切りやすくなるのは大きなメリットです。

そして、もう一つ確認しておきたい大切な点があります。

通うのに負担はないか?

連日事業所に通うとなると、移動の負担感も大きな問題になります。

特に足元が心配な方にとっては大きな問題ではないでしょうか。

送迎のための車両や、業務によっては在宅でサービス利用ができるのか?なども確認しておきましょう。

SOONESSでは、在宅勤務の利用者もいますが、基本的には沖縄市の山里事業所(山里三叉路付近)と、胡屋7丁目にあるサテライトオフィスのPOST HOUSE(NBC近く)でサービス利用を受けます。

各事業所への送迎車両はなく移動は各自で行っていただきますので、ご了承ください。

就労継続支援事業所の体験利用の流れ

体験利用を行うまでの流れと、SOONESSの場合についてもご紹介します。

主な体験利用については以下の流れとなっています。

STEP
体験前にスタッフとの事前面談・見学

体験前に面談を行い、希望者の希望やと特性を確認し、そこで各個人に合った作業プログラムを体験していただくか決めます。また、事業所の様子を見学できる所も。

STEP
作業プログラム体験(朝礼や休憩時間含む)

事前面接で決めた、事業所の作業プログラムを、実際に体験してみて自分の希望や適性に合っているかなどを確認します。

STEP
体験利用の最終面談

体験利用の感想をもとに、もう一度面談を行い、そこで必要なサポートや別の選択肢など、今後のことを話し合います。

それぞれの流れも詳しく見てみましょう!

体験前にスタッフとの事前面談・見学

体験利用の前段階として最初に事前面談を行います。

そこではサービス利用希望者の希望や身に着けたいこと、抱えている問題や障がいなどを伝えてください。

事前面談の場所は各事業所で行われることが多いですから、その時に見学を行うことがほとんどです。

そして、それらを基に話し合い、サービス利用希望者それぞれの事情に合わせた体験プログラムを事業者側が提案し、日程の調整を行います。

※注意:互いの条件が合わなかったり、設備面などの事業所で受け入れる体制が整ってないなど、事業所側の事情でお断りする場合も。

SOONESSでは、事前面談や見学を行う際は、体験利用希望者の心配や不安な点をなくし、快く体験利用できるように努めます。

サービス利用希望者様のより良い体験プログラムを提供し、手助けとなるためにも、事前面談では希望や心配なことだけでなく、特技や趣味などもお伝えください。

利用希望者様の適性に合った仕事内容を探す参考とさせていただきます。

作業プログラム体験

事前面談で体験利用の日程を決めた後は、実際に事業所が提供する業務の体験利用開始です。。

実際の作業体験を通じて、業務の進め方やコミュニケーションのとり方、業務の適性などを確認します。

そこで感じたことや気が付いたことがあれば、それらをメモに取ってまとめると良いでしょう。

その後は体験利用で感じたことや確認できたことを基に、最終面談を行います。

SOONESSでは、事前面談で決めた体験利用にて――

「業務が合わない」
「他の業務も体験してみたい」
「急な用事が入ったのでスケジュールを変更したい」

などの声や要望にも、体験利用者様の希望や都合に合わせて柔軟にサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。

朝礼や休憩時間

体験利用も通常の業務と同様に朝礼に参加し、休憩時間も設けられます。

朝礼では挨拶をしてスタッフや事業所の利用者の名前を覚えたり、休憩時間にはリラックスした状況で、周囲とのコミュニケーションのとり方、事業所の業務のやり方を体験して学ぶのが目的です。

なお、SOONESSの場合は、朝9時に事業所+サテライトオフィスの2か所と在宅勤務の皆さんと全員参加でZOOMで朝礼を行います。挨拶がてら日常や仕事で気が付いたことを報告し、前向きなマインドでスタートするように努めています。

勤務時間中で自由にとれる10分間のリフレッシュタイムがあり、それ以外にも自分のペースに合わせ、少し体を動かしたり、コーヒーを飲んでリラックスするなど、多少の休憩も自由にとることが可能です。

体験利用もそうですが、最初は慣れない環境で緊張してしまうものです。その緊張をほぐすためにも、リラックスの時間はしっかり設けて、メリハリをつけて頑張れれる環境を提供します。

体験利用の最終面談

体験を終えていただいた後に、そこで就労継続支援事業所利用を希望されるのであれば最終面談を行い、事業所側で受け入れの可否を判断します。

そこでは、事業所提供の作業プログラムの体験利用を通じて、体験時に感じたことや、分からないこと、不安に思ったことを伝えてください。

その後に今後の日程や、事業所での個人の目標を決めたら、いよいよサービス開始です。

また、自分に合わないと感じたら、納得がいくまで自分に合った就労継続支援事業所や、ほかの選択肢を探すことをおすすめします。

就労継続支援事業所の体験利用の申込み方法

就労継続支援事業所の体験利用を行うには、ふらっと事業所へ足を運んでいきなり体験を行うのではなく、各事業所へ申し込む必要があります。

申し込み方法は以下の3パターン!

  • 電話で申し込む
  • Webで申し込む
  • 見学時に申し込む

それでは、実際に体験利用を申し込む方法について詳しく見てみましょう!

電話で申込む

まず、一般的な電話で申し込む方法があります。

希望する事業所へ連絡を取り、希望者の体調などの状況や業種や将来に向けての希望や目標、事務所側の受け入れ態勢などを確認し、事前面接の日程を決めます。

電話連絡は、手っ取り早く行うことができますが、お互いのやり取りを円滑に進めるためにも――

  • 希望する日程や都合が悪い日など、スケジュールの把握
  • 希望する業種や将来の希望
  • 勤務地や通勤

などの3つについては、事前にメモを用意したり、予め確認・把握するなど準備しておくと良いでしょう。

Webで申込む

就労継続支援事業者によっては、その公式Webサイトの体験利用の申し込みフォームを利用する場合もございます。

24時間いつでも対応しており、時間の余裕がない方、また通話が苦手な方でもWebでは便利に申し込むことができます。

その際に自分の希望する日程、業種、特技や気をつけてほしいことなどを入力しておくと、事業者側でも配慮しやすくなりますので、体験利用がスムーズに行うことができるでしょう。

見学時に申込む

就労継続支援事業所によっては、事前面接前に見学を行ってから申し込む場合もございます。

実際に事業所へ足を運んで、提供されている作業プログラム、事業所やサービス利用者の様子を確認します。

見学時に分からない事があればその場で質問したり、実際にサービス利用や、その際の支援を受けることを具体的にイメージしてから事前面接を行えるので、メリットがあります。

もちろん、見学時に自分の希望と合わない、望む支援を受けられないと感じたら断ることも可能です。

就労継続支援事業所の体験利用する前に気をつけること

就労継続支援事業所は、最終的に一般就労をするための福祉サービスです。

過去に一般の企業にお勤めされていた方もいらっしゃると思いますが、通常の企業とは異なる点がいくつかございます。

その異なる点や注意点についてご説明いたします。

体験時の連絡先確認

まずは、互いの連絡先を確認しあうことが大切です。

急な日程変更など、何かあったときに連絡することは必須ですので、必ず連絡先を失念しないようにスマホや携帯電話の連絡先に登録、メモに記録しておいてください。

また、体験利用時に体調が急変するなど、万が一体験利用者が動けなくなった場合の緊急連絡先も大切です。

できるだけすぐに連絡がつき、駆けつけられる方の連絡先を伝えるようにしてください。

病気等の配慮を事前に伝える

就労継続支援事業所のサービスを受けられる方は、それぞれのハンディキャップや、特別な支援や配慮が必要な場合は必ず事前に伝えてください。

事前に知らせておくことで、体験利用自体や万が一の時の対応もスムーズに対応ができるようになります。

また、足元に問題を抱えている方は、事業所への移動が特に大変だと思いますが、事業所や業務によっては在宅勤務が可能であったり、送迎バスが用意されているところもございます。

就労継続支援事業所の体験利用の持ち物や服装は? 

就労継続支援事業所で体験利用を行う際は、事業所側で用意されている場合は別ですが、基本的に体験利用では、常識的で業務に合うものを各自で用意することがほとんどです。

その場合に用意したほうがいい持ち物、服装を説明します。

体験利用時の持ち物

体験利用を行うにあたって、基本的には各事業所から指定された持ち物を用意しますが、ここでは体験利用時に主に必要となるもの、持っていた方が良いものは、このようなものがあります。

  • 身分証
  • メモ帳とボ-ルペン
  • 飲み物や水筒
  • タオルやハンカチ
  • お薬や医療用品・お薬手帳

それぞれの持ち物について説明します。

身分証

就労継続支援事業所では、利用希望者の本人確認のため、免許証などの身分証を事前面談や見学時に提出を求められます。

また、障害者手帳も本人の事情を伝えるためにも重要な上、その後の手続きを進めやすくなりますので、準備したほうが良いでしょう。

マイナンバーカードをお持ちの方も、用意したほうがその後の手続きがスムーズに進みます。

メモ帳とボ-ルペン

手続きする上で大切なことや、プログラム体験利用時に気が付いたことや覚えておいた方が良いことなどは、メモに残すと良いでしょう。

何かしら記録しておけば、大事なことを失念せず、後々の理解の助けになります。ぜひメモ帳とボールペンなどの筆記用具を用意してください。

飲み物や水筒

長時間の業務や、暑い時期の熱中症を避けるためには、自分で飲み物を用意するのが賢明です。

自分の好みの飲み物を水筒に入れて持参すれば、業務の合間にリフレッシュできて、その後の業務も集中して頑張れるでしょう。

ただ、糖尿病の方は甘すぎるドリンクは控えた方が良いですし、飲み物を用意する時は、各自の体調面を考慮したものを用意してください。

タオルやハンカチ・ポケットティッシュ

タオルやハンカチがあれば、業務でかいた汗や汚れをふき取ることができます。ポケットティッシュもあれば、なお良いですね。

自分や周りの環境を清潔に保つのは、効率的な業務や安全の第一歩ですので用意することをおすすめします。

お薬や医療用品・お薬手帳

服用しているお薬や装着したり持ち運ばなければならない医療用品は絶対に忘れないように気をつけてください。

業務時間内で薬の服用が必要な場合、お薬手帳も用意しておけば事業所側のサポートも、よりきめ細かに行うことができます。

体験利用時の服装・はき物

こちらも各事業所から指定があると思いますが、基本的には常識的な範囲の服装、つまり

  • 清潔感があるもの
  • 業務に則した動きやすいもの
  • 季節感のあるもの

に気をつけて準備してください。

清潔感があるもの

清潔感のある服装は社会人として基本中の基本です。

よれよれの服や、泥だらけの靴は他の方に不快感を与え、自分の評価も下がってしまいます。

特に、カフェの運営など、人と接する業務の場合は特に気をつけたいところですね。

事業所から指定されたものが無ければ、Tシャツやポロシャツを着て短パンは避けた方が無難ですし、同様に足元も裸足の状態やスリッパ・サンダル類を避け、靴を履いた方が良いでしょう。

業務に則した動きやすいもの

例えば屋外での作業を行うのにスーツを着てくるのは、作業には不向きで動きづらくて不自然すぎます。

足元が濡れてしまったり滑りやすい場所で、革靴は不自然な上にとても危険です。

特に屋外での業務は、安全に関わることもありますので、ここは必ず確認してください。

季節に合ったもの

気温の高い日に厚着をしてくるのも、周りに違和感を与えるだけではなく、熱中症の危険性も高まります。また寒い日に半袖だと、風邪をひいて体調を崩しかねません。

よほどの事情が無い限り、季節に合った服装はスムーズに業務をこなす以外にも、体調面でも大切です。

就労継続支援事業所の体験利用まとめ

就労継続支援事業所は、18歳以上65歳未満の障がいや難病を抱えた人が、一般就労を目指すための福祉サービスを提供する場所です。

事業所のサービスを利用開始前には、各事業所にて見学、その後に体験利用があります。

体験利用では、実際に事業所が提供する作業プログラムを行い、業務内容や事業所内の人たちとの相性、通いやすさを確認して、希望する業務や必要なサポートを受けられるかなど、様々なことを確認します。

体験利用の申し込み方法は、電話やWeb、面接や事業所で見学の際に行い、体験利用では業務に合った服装や必要な持ち物を用意し、また自分の体調や受けたいサポート、要望などはしっかり伝えましょう。

この記事が、少しでも皆様の新たな第1歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。

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