就労継続支援A型は在宅勤務できる?要件や仕事内容、メリット・デメリットを紹介

就労継続支援A型は在宅勤務できる?要件・仕事内容、メリット・デメリットをご紹介!

就労継続支援A型は在宅勤務できる?と疑問に思っている人も少なくありません。

現状では、可能ですが在宅勤務を可能にするには様々な要件や仕事内容も関係してきます。

そこで今回は、就労継続支援A型における在宅勤務に関する情報や、メリット・デメリットなどをご紹介します。

この記事はこんな人におすすめ!

✔ 就労継続支援A型は在宅勤務できる?と気になっている人!

✔ A型で在宅勤務をするにはどんなことが必要か気になっている人!

✔ どんな仕事内容なら在宅勤務が可能か知りたい人!

✔ A型で在宅勤務をするメリット・デメリットが知りたい人!

目次

在宅勤務と在宅ワークの違いとは?

在宅勤務や在宅ワークなど、コロナ禍になってからよく聞くようになったワードですが、それらには違いがあるのはご存じでしょうか。

個人事業主であるか、雇われて在宅で仕事をするかでその意味は異なります。

それぞれの雇用形態や、内容の違いについては下記の表をご参考ください。

在宅勤務在宅ワーク
雇用形態雇用非雇用※フリーランスなど
時間の自由度一定の決まった時間に働く必要がある好きな時に自分の裁量で働ける
仕事の保証雇用なので仕事はもちろん、
退職金の保証がある所もある
自分で仕事を取る必要がある
その他保証も自己責任な事が多い
備考安定を求めるなら在宅勤務がおすすめ自由を求めるなら在宅ワークがおすすめ

それぞれの違いや内容についても見てみましょう!

まず在宅勤務についてですが、そもそも在宅勤務とは企業に雇用されることが前提のワークスタイルです。

企業に雇用されながら在宅で仕事をするのが在宅勤務の定義で、就労継続支援A型事業所の了承を得て在宅で働く場合は在宅勤務が適用されます。

一方、在宅ワークは個人事業主として在宅で働くことが前提のワークスタイルで、在宅勤務とは雇用か非雇用かで区別が可能

どこかの企業に雇われる必要がないので、いつでもどこでも自分の好きなタイミングですることが可能なのが在宅ワークの特徴となっています。

フリーランスなどがこちらに該当しますので、A型事業所から了承を得て自宅で仕事をする在宅勤務とは内容が異なります。

就労継続支援A型およびSOONESSで在宅勤務を可能にする要件とは?

一般的な就労継続支援A型で在宅勤務を可能にする要件というのがあります。

SOONESSでは、その要件に加え2つの要件をクリアできて初めて在宅勤務が可能です。

また、大前提として各市町村の行政から在宅勤務の許可を得る必要があります。

それに加えてのいくつかの要件となるので、要件をクリアしていても行政からの許可が得られない場合もあるので注意が必要です。

それでは、一般的な就労継続支援A型とSOONESSで在宅勤務を可能にする要件について見てみましょう!

就労継続支援A型で在宅勤務を可能にする要件は?

一般的な就労継続支援A型で在宅勤務を可能にするには、下記3つの要件をクリアしなければならないと言われています。

  • 自宅や仕事する場所にインターネット回線があること
  • 体調不良時などに事業所へ現状を伝えることができる
  • 在宅での業務をする上で必要となる技能を習得している、または確認ができる

上記3つの要件について詳しく見ていきましょう!

【A型事業所】自宅や仕事をする場所にインターネット回線があること

そもそも、在宅勤務をするには自宅や仕事をする場所にインターネット回線があることが必要です。

仕事の内容にもよりますが、ミーティングツールを活用することもありますし、職員との連絡を取るにもインターネット回線が繋がっていないと支援どころではなくなってしまいます。

A型事業所はあくまで福祉サービスの一つである以上、事業所職員との連携が必要です。

また、仕事をする上では他の利用者と連絡が取れるようにしておく必要があるでしょう。

そのため、A型事業所で在宅勤務を可能にするにはインターネット回線の有無は必須の要件と言えます。

【A型事業所】体調不良時などに事業所へ現状を伝えることができる

A型事業所は福祉サービスである以上、利用者に不測の事態が発生した際はサポートする必要があります。

そのため、体調不良時などには即座に対応できるよう事業所へ現状を伝えておくことが大事です。

何かあった際はA型事業所の責任問題を問われれることもあるので、体調不良などがあればすぐに報告できる人でなければ在宅勤務は認められない場合も多々あります。

【A型事業所】在宅勤務をする上で必要となる技能を習得している、または不明箇所の確認ができる

A型事業所で在宅勤務をするには、必要となる技能を習得している方、または分からない箇所があれば逐次確認できる方でなければなりません。

在宅で仕事をするのですから、最低限一人で業務できる技能または行動力が必要です。

そのため、いずれかをクリアしていないとそもそも行政からの許可が下りないことも。

以上が一般的な就労継続支援A型事業所での在宅勤務に必要な要件ですが、SOONESSでの要件もあります。

そちらも見てみましょう!

SOONESSで在宅勤務を可能にするには以下の要件も必要!

私たちA型事業所SOONESSでも、先に説明した3要件を必ず実施していますが、他に2つの要件をクリアする必要もあります。

  • 事業所職員と1日2回以上の連絡
  • 月に1回、職員の訪問を受ける、または通所する必要がある

※年々行政の基準が厳しくなっているので、上記2つ以外にもこれから要件が増えていく可能性もあります。

【SOONESS】事業所職員と1日2回以上の連絡

私たちA型事業所SOONESSでは、在宅勤務を行うにあたり、事業所職員と1日2回以上の連絡を取ることを必須の要件としています。

行政からの指示という面もありますが、これは利用者の体調面や精神面を都度確認し、何かあれば対処する必要があるからです。

その一環として、SOONESSではミーティングツールであるzoomを常時活用して、利用者の顔色を確認しながらのサポートも行っています。
※zoomのカメラは常時ONにする必要あり

1日2回以上の連絡、そしてzoomを活用してなるべく万全の体制でのサポートを行うことで、在宅勤務時の体調管理や仕事の支援も実現しています。

【SOONESS】月に1回、職員の訪問を受ける、または通所する必要がある

SOONESSでは、在宅勤務をする上で月に1回職員の訪問を受けるか、定期的に通所する必要があります。

これは利用者の体調面・精神面の確認や定期的なヒアリングを行う必要があるからです。

また、定期的に通勤することで在宅勤務でありがちな、運動不足やコミュニケーション不足などの対策にも繋がります。

利用者の安全を第一に考慮すべきという考えもあるため、訪問または通勤を通して利用者の状況確認を定期的に行っています。

※SOONESSのサポート内容や仕事内容に関する記事もあります。
弊社での在宅勤務をご検討の際は、以下記事も合わせてチェック✔

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就労継続支援A型で在宅業務の仕事内容は?

就労継続支援A型で在宅業務の仕事内容としては、主に以下の内容が該当します。

  • プログラミングやWebデザイン
  • ライティング
  • データ入力
  • マーケティング
  • 動画編集

上記5つが就労継続支援A型での主な在宅業務の仕事内容となり、SOONESSでも同様の内容となっています。

いずれもパソコンを利用する業務のため、在宅勤務を可能にするにはインターネット回線は欠かせません。

また、それぞれの詳しい仕事内容についても見てみましょう!

プログラミングやWebデザイン

プログラミングの仕事内容は、主にWebサイト制作やシステム開発などです。

詳細なところで言うと、あらゆるプログラミング言語を活用したコーディングやLINE予約システムなどの開発が主となっています。

Webデザインに関しては、Webサイトのデザインを考えたり、バナーやロゴを作成することも多く、利用者の技量によってはコーディングに携わることもあります。

ライティング

ライティングの仕事内容としては、文章作成が主な仕事内容となっています。

ブログ記事の作成や編集はもちろんのこと、事業所によっては下請けして文章を作成し、提携先に提出することもあります。

また、ランディングページやWebサイトの文言を考えることもよくあるため、文章作成が好きか得意な人が多いです。

データ入力

データ入力の主な仕事内容は読んで字のごとく、データをGoogleスプレッドシートやエクセルに入力していくこととなっています。

データ入力の項目にもよりますが、よくあるのが調べたことをデータとして入力していくこと。

そのため、一人でも調べものができるか、わからない箇所があれば随時質問できるような人でなくてはこなせないこともあります。

マーケティング

在宅業務におけるマーケティングについてですが、SOONESSにおける仕事内容としては、キーワード調査、Webサイトの流入などの分析となっています。

他には、どのように対策を行っていけば新規でサイトを見てくれる人が増えるかなどの調査を行っています。

GA4やキーワードプランナーなどの分析ツールが使えるようになるので、様々な方向から物事を考えられる人に向いた業務と言えるでしょう。

動画編集

SOONESSにおける動画編集業務としては、切り抜き動画の作成や、動画に字幕を挿入する作業などが該当します。

動画編集ソフトが使えるようになるので、youtube動画に興味があったり、将来動画編集や投稿に関する職業に就きたい人にはおすすめ!

動画編集や投稿に関するノウハウが身に付きます♪

就労継続支援A型の在宅勤務、メリット・デメリットは?

就労継続支援A型およびSOONESSで在宅勤務をする際、メリット・デメリットが存在します。

メリットデメリット
通勤が不要で交通費がかからない
出勤、帰宅時間が有効に使える
仕事環境を自分で最適化できる
対人関係が苦手でも働ける
人とのコミュニケーションが取りづらい
仕事内容の意思疎通が取りづらい
仕事のオンとオフの切り替えが難しい
セキュリティのリスクがある

いずれも共通のメリット・デメリットとなっておりますが、それぞれについても詳しく見ていきましょう!

まずは在宅勤務のメリットから見ましょう♪

在宅勤務のメリット

就労継続支援A型やSOONESSで在宅勤務をするメリットは以下のとおりとなっています。

  • 通勤が不要で交通費がかからない
  • 出勤、帰宅時間が有効に使える
  • 仕事環境を自分で最適化できる
  • 対人関係が苦手でも働ける

上記4つのメリットについても、それぞれ詳しく見ていきましょう!

通勤が不要で交通費がかからない

在宅勤務を行うにあたっての最大のメリットとも言えるのは、通勤が不要で交通費がかからないことです。

物価高騰や燃料費の値上げなどの影響を受ける今日この頃、そんな中マイカーで通勤の人は嫌気がさしますよね。

下記グラフのようにガソリンの価格は一旦国からの補助で下がっていますが、また徐々に上がってきています。

グラフ参考:gogo.gs【ガソリン価格推移】

バスでの通勤の方も同様に運賃の値上げもあるため、交通費がかからない在宅勤務はとても魅力的であり、最大のメリットとも言えます。

出勤、帰宅時間が有効に使える

在宅勤務には、出勤・帰宅時間が有効に使えるというメリットもあります。

毎日の通勤、片道で1時間は必要な方だった場合、往復2時間は通勤に使っていることになります。

在宅勤務では、その2時間を自分の時間に充てることも可能です。

今までかかっていたお金と時間が在宅勤務をすることにより、自分のスキルアップや趣味に充てられるのでとても魅力的なメリットと言えるのではないでしょうか。

また、厚生労働省の統計によるとワーク・ライフ・バランスの向上が図れたというデータもあるので、自分の時間が作りやすいというのは大きなメリットでしょう。

参考:厚生労働省「テレワークで感じるメリット」

仕事環境を自分で最適化できる

在宅勤務のメリットの一つに、仕事環境を自分で最適化できるというものもあります。

職場での勤務の場合、作業場所のカスタマイズやPC周りに置くアイテムなどは限られてしまいます。

ですが、リモートで仕事をする場合だと作業場所が自宅なだけに、それらを自由にカスタマイズすることが可能!

仕事中にかけるBGMなども自由のため、人によってはある意味毎日がテンションの上がる業務時間になるというのもメリットとしては大きいかもしれません。

対人関係が苦手でも働ける

就労継続支援A型事業所を利用するにあたっては、対人関係が苦手でも働けるというメリットもあります。

他人と接するのが苦手という方でも、在宅であればチャットのやり取りだけで済みます。

zoomなどのミーティングが必要になる場合もありますが、ずっと他人とコミュニケーションを取るわけではないので、対話が苦手な人の精神衛生的に考えるとメリットは大きいでしょう。

在宅勤務のデメリット

在宅勤務の主なデメリットについては以下のとおりとなっています。

  • 人とのコミュニケーションが取りづらい
  • 仕事内容の意思疎通が取りづらい
  • 仕事のオンとオフの切り替えが難しい
  • セキュリティのリスクがある

各デメリットは在宅勤務あるあるですが、それぞれついて詳細に見ていきましょう!

人とのコミュニケーションが取りづらい

就労継続支援A型のみならず、在宅勤務全体に言えることですが、人とのコミュニケーションが取りづらいデメリットがあります。

特に仕事のコミュニケーションが取りたいのに、他の人が多忙で連絡が取りづらかったという経験をした方も多いです。

また、仕事中だけリモートでzoomに参加というA型事業所もあるため、プライベートで楽しかったことや、感じたことなどのコミュニケーションが取りづらいです。

それにより、その日その日の在宅勤務者の体調や気分も分かりづらい状況になっています。

仕事内容の意思疎通が取りづらい

在宅勤務のデメリットとして、仕事内容の意思疎通が取りづらいということもよくあります。

これは、実際に顔を合わせてコミュニケーションを取っていないことにより起こることで、チャットの文章だけでは内容が上手く伝わらない、理解しづらいことが要因です。

また、zoomなどのミーティングツールを活用しても伝えたいことを上手く言葉にすることができない、理解できないという事態も在宅勤務では度々起きています。

仕事のオンとオフの切り替えが難しい

在宅勤務をしていると、仕事のオン・オフの切り替えが難しいというデメリットも生じます。

これは、自宅という普段生活するプライベート空間で仕事をしていることから起きる現象ですが、仕事時間が終わっても仕事をしてしまう人や時間外で仕事してしまう人もいます。

上手く切り替えできるように、仕事は仕事、プライベートはプライべートと区別する必要がありますが、どうにも難しいため厄介なデメリットだと考える人も少なくありません。

セキュリティのリスクがある

在宅勤務は、自宅で業務を行うため、セキュリティのリスクがあります。

ウイルスにかかったり、怪しいサイトに引っかかってしまった場合、即座に対応できる人ならまだ良いかもしれません。

ですが、全員がウイルスや詐欺などに対する知識があるわけではないので、そういった面で見ると在宅勤務はセキュリティのリスクがあるといっても良いでしょう。

また、社内で扱っているIDやパスワードなどといったログイン情報も漏洩しかねません。

在宅勤務を行うには、そういった情報漏洩の対策もどうすべきかが少なからず問われることでしょう。

就労継続支援A型の在宅勤務から一般就職は可能か?

就労継続支援A型の在宅勤務から一般就職するのは可能です。

しかし、A型事業所で在宅勤務を利用している本人の頑張りや、覚悟にもよると言った方が正しいかもしれません。

A型事業所では、求人情報の提供や就活のお手伝いなども行っていますが、最後にどこへ行きたいか決めて就職活動をするのは利用者自身です。

そのため、在宅勤務から一般就職に結びつくかは利用者次第となるでしょう。

就労継続支援B型に在宅勤務はある?利用はA型とどっちがおすすめ?

就労継続支援A型で在宅勤務の話は聞くことあるけど、B型に在宅勤務はあるの?

そんな疑問をお持ちの方もいますよね。

結論としては、就労継続支援B型で在宅勤務が可能な事業所はあります。

利用の条件は、日中必ず連絡が取れることを必須としている事業所がほとんどです。

作業内容はチラシ折りこみや、データ入力などが現在は多くあります。

就労継続支援A型とB型、どちらの在宅勤務がおすすめか?という件については、体調優先か収入優先かで決まります。

体調を優先したい場合は断然B型で、収入を優先したい場合はA型の在宅利用がおすすめとなるでしょう。

※就労継続支援A型とB型の違いや手続き方法などに関する記事もあります。
どちらを利用すべきかお悩みの方はご検討の参考にしてみてください(^^♪

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就労継続支援A型の在宅勤務まとめ

今回は就労継続支援A型の在宅勤務に関する情報をご紹介しました!

在宅勤務に必要となる要件はどのA型事業所も共通の部分が多いので、就労継続支援A型で在宅勤務がしたいとお考えの方にとっては特に参考にすべき情報となっています。

また、就労継続支援A型の在宅勤務には、メリットとデメリットが存在しますので、在宅勤務を検討中の方は天秤にかけてみてから検討しなおすのもアリかと考えます。

というわけで、今回はここまで!
最後までお読みいただきありがとうございます(^^♪

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