タロットカードの「塔」の絵柄(シンボル)は、雷に打たれた塔です。この塔は占いの対象者(相談者)の人生を象徴しているので、一大事が起きるかもしれないと警戒しましょう。
もしくは一大事に遭遇した相談者が大アルカナカード「塔」を出したのかもしれません。
その一大事は、相談者に人生観や価値観の変化をもたらすほど大きなものです。生活も一変するでしょう。
しかしどれほど悪い状況をもたらす大変化でも、嵐が過ぎ去れば新しい挑戦が始まります。
「新たなステップに踏み出す準備」「この苦難は前進のため」と思ってみてください。
78枚で構成されるタロットカードには22枚の大アルカナがあります。
この記事では大アルカナカードの「塔」の意味について解説します。
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タロットカード「16塔」の意味
「塔」カードの意味、シンボル(絵柄)の解釈、正位置と逆位置の意味を紹介します。
「塔」の基本的な意味
「塔」カードの基本的な意味は、大きな変化、人生観や価値観の変化、サプライズ、関係性の清算、対立の激化、ショックを受けた状態、転落となります。
「塔」カードが示す変化は小さなそれではなく、人生観が変わるくらいの大きな変化です。そしてその大きな変化は、大抵は禍(わざわい)につながります。
ただし、大変化のあとの混乱や狼狽から立ち直ることができれば、再生に向けて動き始めることができます。
その場合は、「塔」カードがもたらす変化をよいものと考えることができます。
「塔」のシンボル(絵柄)の解釈
「塔」カードのシンボル(絵柄)は、立派な「塔」に雷が直撃した様子です。
この塔は国にとって重要な施設であり、なかに王冠が納められています。
「塔」カードにはそのほかに、「雷に打たれた勢いで飛ばされた王冠」「16」「塔から飛び出る22個の火の粉」が描かれています。
それぞれの意味は次のとおり。
塔の意味
この塔はキリスト教のバベルの塔で、神殿を構成する重要な施設。
そしてタロットカードでは、長きにわたって積み上げてきたものや、人生そのものを象徴している。
そこに雷が直撃したわけである。
雷の意味
雷は塔に大混乱をもたらす。つまり天が相談者に大変化を授けたのである。
このことから、状況が一変した結果、災禍が訪れたとしても、それは天が想定した状態であることがわかる。
したがって雷のことをインスピレーションとも、天からのアドバイスとも解釈することができる。
つまりここでの雷は、最悪のものとも最良のものとも理解できるのである。
16の意味
タロットカードでは16は1と6に分解して考える。1と6を足した7は1サイクルを意味する。ちょうど7日間が1週間のように。
塔に落ちた雷は、1つのサイクルが終わったことと、次のサイクルが始まることを知らせている。
飛ばされた王冠の意味
王が大切に塔に保管していた王冠が落雷の勢いで外に飛ばされた。それは権威や成功が破壊したことを暗示している。
「塔」カードがもたらす大変化がよい方向へのスタートラインになるとしても、それは大きな犠牲をともなうことになる。
22個の火の粉の意味
塔に激突した雷は22個の火の粉をつくった。
冒頭で紹介したとおり、大アルカナ・カードの枚数は22枚なので、タロットカードにおいて22が重要な数字であることがわかる。
ここからも、雷が天からもたらされたものであることがわかる。
「塔」の正位置の意味や解釈
タロット占いで「塔」カードが出てそれが正位置だった場合、「塔」カードそのものの意味になります。
したがってタロット占いの対象者(相談者)は今、大変化に襲われています。恐れているかもしれません、狼狽(ろうばい)しているかもしれません。
あるいは大きな損失を抱えてしまったかも。
もしくは大きな衝撃を受けて、人生観や価値観が変わったところかもしれません。
- 望んでいなかった大変化に見舞われ、恐れおののいています。
- 大きな衝撃によって状況が一変したものの、そこから新しいことに取り組もうとしています。
- 地位を失ったり、大金を喪失したり、プライドを大きく傷つけられたりしてショックを受けているのではないでしょうか
「塔」の逆位置の意味や解釈
「塔」カードが逆位置に出てしまったら、正位置の逆の状態にあると解釈されます。
つまり相談者は次のような状態にあると考えられます。
- 大きな変化の流れに飲み込まれとても苦しんでいます。
- これまで味わったことがない強いストレスにさらされて神経がすり減っています。
- メンタルが相当傷つき、いわゆる心の病気にかかっているかもしれません。
タロットカード「16塔」の相手の気持ちについての解釈
相談者が気になる相手の気持ちを知りたくてタロット占いを行い、「塔」カードが出た場合の解釈の仕方について解説します。
「塔」の正位置
「塔」カードが正位置で出たら、相談者は今、気になる相手を失いそうになっています。もしくは、失った直後かもしれません。
「あの人のことを信用していたのに」と落胆しているかもしれません。
あるいは相談者自身が気になる相手を傷つけているかもしれません。
つまり、相談者が気になることの人を見放したため、その人は「立ち直れない」と感じています。
「塔」の逆位置
「塔」カードが逆位置で出たら、相談者と気になる人の関係は、もうかつてのようにはならないかもしれません。
相談者も気になる人も、両方とも相手を傷つけた自覚があり、相手によって傷つけられたと思っているかも。
タロットカード「16塔」の恋愛についての解釈
相談者が恋愛を占いたくてタロットカードをめくったときに「塔」カードが出た場合の解釈の仕方について解説します。
「塔」の正位置
「塔」カードが正位置で出たら、相談者の恋愛はもう破綻しているかもしれません。ただし相談者は、その破綻した状況を納得しているのではないでしょうか。
例えば「2人が前進するにはお互いに変化を受け入れなければならず、その変化には別れが含まれているかもしれない」と覚悟していることもあるでしょう。
しかし、その別れは2人によいことをもたらすかもしれません。例えば、お互いに、よりよい別の新しいパートナーがみつかるケースです。
そして、まったく別次元の大変化が訪れているかもしれません。
付き合っている2人が協議をして平穏に別れたものの、時間が経ったことで2人とも相手が最良のパートナーであったことを理解し、再会して一気に結婚まで進むというケースです。
「塔」の逆位置
「塔」カードが逆位置で出たら、相談者の恋愛は悲惨な形で終わるかもしれません。もしくは、悲惨な形で終わったのではないでしょうか。
2人の別離がよいものであろうと悪いものであろうと、相談者は強いストレスを受けているはずです。
もしくは「一生恋なんてしない」と決意したかもしれません。
最悪なのは「もう人を信じられなくなった」と思ってしまうことです。
逆位置の「塔」カードが示す恋愛の破綻は悲惨です。
タロットカード「16塔」の仕事についての解釈
相談者が仕事の状況について知りたくてタロット占いを行い、「塔」カードが出た場合の解釈の仕方について解説します。
「塔」の正位置
「塔」カードが正位置で出たら、相談者は今、仕事に大いに悩んでいるはずです。大失敗をおかしてしまったかもしれません。
もしくはすでに上司から「お前はクビだ」ぐらいの勢いで叱責されたかもしれません。
とにかく相談者は今、これまでのビジネス人生で最悪の危機に陥っています。
しかしこれは今のキャリアについて真剣に考える好機になります。
もし、甘い考えで大失敗をしたのなら、仕事との向き合い方を考えるよい機会です。
もしくは、まったく別の仕事に挑戦するチャンスかも。
「塔」の逆位置
「塔」カードが逆位置で出ても、相談者が今、仕事に大いに悩んでいるのは同じです。では正位置と何が異なるのかというと、先が見通せないことです。
もしかしたら、満を持して転職して仕事の内容も変えたのに、なかなか結果が出せない状態にありませんか。
「前職のほうがよかった」「転職して状況が悪化した」と感じていないでしょうか。
「鬱になりそうだ」と感じていたら、頼れる人や専門家に相談したほうがよいかも。
タロットカード「16塔」の金運についての解釈
相談者が自分の金運を知りたくてタロット占いを行い、「塔」カードが出た場合の解釈の仕方について解説します。
「塔」の正位置
「塔」カードが正位置で出たら、相談者の金運は好調から暗転へと一変したはずです。
順調だった株式投資や不動産投資が一変して多額の含み損を抱えるようになったり。
勤め先の会社の業績が一気に悪化してボーナスが出なくなったり。
親からの相続を期待していたのに、詳しく調べたら借金が意外に多いことがわかったり。
「金運に見放された」と思うのは当然です。しかし地道に働くことで再起を期待したほうがよいでしょう。
「塔」の逆位置
「塔」カードが逆位置で出たら、相談者は大損を被り、貯金の大半を失い、資産の大部分も消失するかもしれません。
それは相談者に大きなストレスを与えるはずです。
覚悟が必要です。
含み損を確定させる損切りが重要ですが、しかし損切りした直後に好転するという悲劇に見舞われるかも。金運から見放されると、何をしてもうまくいきません。
動かないことが得策かもしれませんが、動いている人が儲けているかもしれません。
タロットカード「16塔」の未来についての解釈
相談者が自分の未来を知りたくてタロット占いを行い、「塔」カードが出た場合の解釈の仕方について解説します。
「塔」の正位置
「塔」カードが正位置で出たら、相談者の未来は楽観視できません。それくらい足元の現在が変わってしまいました。
現在は常に未来のスタートラインであり、相談者のスタートラインは今とても乱れています。
昨日まで「私の未来は安泰だ」と思っていた人が、今日になって「どうしよう先がまったくみえない」と思うこともあります。
しかし時間が経過すれば、過去からみた未来が、今いる現在になります。激変を耐え抜き、好機を待つようにすればよいのです。
「塔」の逆位置
「塔」カードが逆位置で出ても、相談者の未来は楽観視できません。ここまでは正位置と同じです。
しかし逆位置の「塔」カードを出した相談者は今、絶望に打ちひしがれているはずです。そして周囲の人が「なんとかなるさ」と言ってくれても、それを信じることができません。
自分自身も、かつて信じていた人も、すべて信じられなくなります。
まとめ~恐くても受け入れて、あきらめずに進む
大アルカナ・カード「16塔」の意味を解説しました。
正位置で「塔」カードが出たら、相談者は今、自分に起きた大きな変化に気持ちがついていけない状態にあるはずです。
しかし冷静になって考えてみてください。やまない雨はなく、明けない夜はなく、溶けない雪はありません。
自分がまきこまれた大変化に順応しましょう。
もちろんすぐに順応することは無理ですが、あきらめてはいけません。なぜなら「足掻き(あがき)」から光がみえてくるからです。
逆位置で「塔」カードが出たら、相談者はしばらくは立ち直れないかもしれません。
そして「この雨は永遠に降り続ける」「この闇に光が差すことはない」「雪はやがて氷の世界をつくるに違いない」と思えてきます。
ストレスに押し潰れそうになっているかもしれません。
そのため、もし逆位置の「塔」カードが出たら、一定期間を置いたあと、もう一度タロット占いを受けてみてください。
「もう一度逆位置の『塔』カードが出たらどうしよう」と恐くなるでしょう。
しかし、適切に耐えたあとでは別のカードが出る可能性が高く、そうなれば救われた気持ちになるはずです。
そこからまた歩き始めることができます。
逆位置の「塔」カードは悪い知らせですが、それでもあきらめてはいけません。
あきらめたら終わってしまうからです。
そして、あきらめる必要はないのです。
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