タロットカードの大アルカナ「吊るされた男」の絵柄(シンボル)は、苦しい立場にあることを示唆しています。
しかしその苦しさは今後の成長に欠かせないものなので、それに向き合って努力を続けるとよいでしょう。
78枚で構成されるタロットカードには22枚の大アルカナカードがあります。
この記事では大アルカナカードの「12吊るされた男」の意味について解説します。
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タロットカード「12吊るされた男」の意味
「吊るされた男」カードの意味、シンボル(絵柄)の解釈、正位置と逆位置の意味を紹介します。
「吊るされた男」の基本的な意味
「吊るされた男」カードの基本的な意味は、努力、修行、奉仕の心、忍耐、高い精神性となります。
「吊るされた男」のシンボル(絵柄)の解釈
「吊るされた男」カードのシンボル(絵柄)は、手を縛られて木に逆さに吊るされた男性です。
その他に「12」「男性に差す後光」「男性の赤いズボンと青のシャツ」「T字型に組まれた男性を吊している木」「木に生い茂る葉」が描かれています。
それぞれの意味は次のとおり。
吊るされた男性の意味
この男性は苦難に耐えているのであって、悪いことをして木に吊るされているわけではない。
男性の表情は苦悶しておらず、むしろ平気な顔をしている。このことから男性はこの苦しみから何か得ようとしていると解釈できる。
12の意味
日本では12は干支の数を意味して重要な数だが、西洋でも12は重要視されている。
星座占いで使われる星座の数は12であり、1年の月の数も12。したがってここでの12は完結したことや完全であることを意味する。
男性に差す後光の意味
吊るされている男性に差す後光は、男性が悟りを開いたことを意味する。
男性が苦痛に耐えて精神性を高めたため、光が当てられて男性を祝福している。
赤いズボンと青のシャツの意味
赤は情熱を、青は静寂を意味する。
つまり男性は、自分の精神を鍛えるために積極的に木に吊らされることを選んだのである。
そして修行中の男性の心中は静寂に満ちている。
T字型に組まれた木の意味
タロット占いにおけるTは真実、善行、光を意味する。
木に生い茂る葉の意味
葉は成長、生命力、希望の象徴。これは男性の内面を表現している。
「吊るされた男」の正位置の意味や解釈
タロット占いで「吊るされた男」カードが出てそれが正位置だった場合、「吊るされた男」カードそのものの意味になります。
したがってタロット占いの対象者(相談者)は今、苦しいながらも充実した精神状態にあるといってよいでしょう。
つまり次の通りです。
- 苦しんでいるがそれは自分を成長させるために必要な過程である
- 自分は努力しなければならないと考え、実際努力している
- 忍耐強い状態にある
- 高い精神性を維持できている
「吊るされた男」の逆位置の意味や解釈
「吊るされた男」カードが逆位置に出てしまったら、正位置の逆の状態にあると解釈されます。
つまり相談者は次のような状態にあると考えられます。
- 今受けている苦痛や苦労は無駄になる可能性がある
- 今している努力は無駄になるかもしれない
- 苦痛や苦労に負けそうになっている(あるいは負けた)
- 精神性が低下している
タロットカード「12吊るされた男」の相手の気持ちについての解釈
相談者が気になる相手の気持ちを知りたくてタロット占いを行い、「吊るされた男」カードが出た場合の解釈の仕方について解説します。
「吊るされた男」の正位置
「吊るされた男」カードが正位置で出たら、相談者は今、気になる相手のことに耐えている状態にあるはずです。
あるいは、相手から我慢を強いられているかもしれません。
例えば、数年間付き合っている人がいて、お互いに相手を尊敬できていて、自分はそろそろ結婚したいと思っているのに、結婚の話になると相手にはぐらかされてしまう、という状況にあったとします。
このとき相談者が耐え忍ぶことは正しいことといえそうです。
人生にはつらくてもそこから逃げ出さないほうがよい時期があり、今がまさにそのときに当たります。
「吊るされた男」の逆位置
「吊るされた男」カードが逆位置で出たら、相談者は今、気になる相手から、理不尽な我慢を強いられている可能性が高いでしょう。
その我慢は2人の関係をプラスにするものではなく、むしろトラブルの火種になるかもしれません。
打開策を考えたほうがよいでしょう。
例えば、相談者が友達に尽くしているのに、その友達は自分に何も返してくれない状態が続いているとします。
もちろん相談者は見返りを期待しているわけではないのですが、現状はどう考えてもアンバランスです。
この場合、相談者はその友達に利用されているだけかもしれません。
関係を見直すことも視野に入れて、友達と真剣に話し合ったほうがよいでしょう。
タロットカード「12吊るされた男」の恋愛についての解釈
相談者が恋愛を占いたくてタロットカードをめくったときに「吊るされた男」カードが出た場合の解釈の仕方について解説します。
「吊るされた男」の正位置
「吊るされた男」カードが正位置で出たら、相談者の恋愛は苦難の道を歩みつつも、最終的には明るいものになる可能性が高いでしょう。
恋愛はそもそも明るいものであり、暗い恋愛は別れの合図である、と考える人がいるかもしれませんが、恋愛はそれほど単純なものではありません。
恋愛にはトンネルのような状態もあり、その期間は真っ暗な気持ちになります。しかしトンネルを抜けると光がみえてきます。
今はそんな複雑な恋愛状態にあるのかもしれません。
「吊るされた男」の逆位置
「吊るされた男」カードが逆位置で出たら、相談者の恋愛はよい状況にないと考えたほうがよいかもしれません。
恋愛の暗闇には、トンネルだけでなく洞窟もあります。
トンネルであれば耐えて進めば光がみえてきますが、その暗闇が洞窟であれば出口が存在しないかもしれません。
先に光があるなら、つらい恋愛でも耐える価値がありますが、先がないつらい恋愛は我慢するだけ損します。
もし恋愛がうまくいっていない相談者が逆位置の「吊るされた男」カードを出してしまったら、現在の2人の関係を詳しく検証することをおすすめします。
タロットカード「12吊るされた男」の仕事についての解釈
相談者が仕事の状況について知りたくてタロット占いを行い、「吊るされた男」カードが出た場合の解釈の仕方について解説します。
「吊るされた男」の正位置
「吊るされた男」カードが正位置で出たら、相談者は今、自分に向いた仕事に就いているはずです。
それでも相談者がタロットカードで仕事を占ったのは、仕事がうまくいっていなかったり、今の勤務先に大きな不満を持っていたり、営業成績が上がらなかったり、上司や同僚とそりが合わなかったりするからでしょう。
「仕事が自分に合っていること」と「仕事がうまくいくこと」はまったくの別物です。
ところが多くの人は、仕事がうまくいっているときに「自分に合った仕事だ」と感じ、仕事がうまくいかないと「自分に合っていない」と感じてしまいます。
「吊るされた男」カードが正位置で出たら、仕事がうまくいっていなくても、今こそ我慢のしどころです。謙虚に何が悪いのかを考え、必要であれば上司や同僚に相談して解決策を探しましょう。
今する努力は無駄になりません。
「吊るされた男」の逆位置
「吊るされた男」カードが逆位置で出たら、相談者は今、自分に合っていない仕事に就いている可能性があります。
「好きな仕事」と「自分に合っている仕事」は一致しないことがあります。好きなことを仕事にできると思ってその仕事に就いても、それをこなす能力がなかったり、努力を怠ったりすれば成功することは難しいでしょう。
好きなことを仕事にすると、失敗が続いても、なかなか成功できなくても「この仕事を続けたい」「自分にはこの仕事しかない」としがみつきたくなります。
しかしそれでは解決しないことがあります。
その場合、別の仕事に目を向ければ、うまくいくかもしれません。
タロットカード「12吊るされた男」の金運についての解釈
相談者が自分の金運を知りたくてタロット占いを行い、「吊るされた男」カードが出た場合の解釈の仕方について解説します。
「吊るされた男」の正位置
「吊るされた男」カードが正位置で出たら、相談者は今、金運に恵まれていないかもしれません。
副業をしても、給料が高いと思っていた会社に転職しても、投資をしても、何をしても、なかなか収入が上がらない状況にあるのではないでしょうか。
しかしあせる必要はなく、これまでとおり正しい方法で収入を増やす努力を続けたほうがよいでしょう。
「正しい収入の増やし方」とは、一生懸命労働に励んだり、正しい商売をしたり、資格を取ったり、リスクを考えて投資したりすることです。
これらは正しいことなのですが、花開くまで時間がかかります。お金は簡単には増えません。
「正しい収入の増やし方」は苦労するし我慢を強いられますが、必ず報われます。
その逆に、博打や一発逆転を狙った収入の増やし方に手を出すと、一瞬だけ大金が手に入るかもしれませんが、もちろんそれも期待薄ですが、しかも長続きしないでしょう。
「吊るされた男」の逆位置
「吊るされた男」カードが逆位置で出たら、相談者は今、間違った方法で収入を増やそうとしているかもしれません。
例えば、投資センスがない人が無理に投資を始めると、儲けるどころか含み損がどんどん膨れあがっていきます。
誰かから「投資は続けないと意味がない。含み損が出てすぐに辞めたら損が確定してしまう」と言われて、そのまま耐えてしまうと、取り返しがつかなくなることも。
金運が悪いと感じている人が、タロット占いで「吊るされた男」カードを逆位置で出してしまったら、今やっている、うまくいっていないカネ儲けをすぐにやめたほうがよいかもしれません。
また、ビジネスや事業や仕事には無駄な我慢が存在し、それを続けることは時間を浪費するだけです。
タロットカード「12吊るされた男」の未来についての解釈
相談者が自分の未来を知りたくてタロット占いを行い、「吊るされた男」カードが出た場合の解釈の仕方について解説します。
「吊るされた男」の正位置
「吊るされた男」カードが正位置で出たら、相談者の未来は明るいでしょう。
しかし今は「つらい」と感じているはず。そのつらさに耐えてこそ、未来を明るくすることができます。
試練には、未来をつくる試練と、無駄になる試練があります。
正位置の「吊るされた男」を出した相談者は今、未来をつくる試練に耐えていると思ってください。
「吊るされた男」の逆位置
「吊るされた男」カードが逆位置で出たら、相談者の未来は、このままでは明るいものにならないでしょう。
「吊るされた男」を逆位置で出した相談者は、今、無駄になる試練に耐えている可能性があります。今一度、自分が取り組んでいることの有用性を調べてみてください。
無駄な努力はしていないか、将来性がないことに熱中していないか、自分にプラスにならない人に苦労させられていないか、このような視点を持って、周囲を見渡してみましょう。
ただし「吊るされた男」カードが逆位置で出ても「このままでは」明るい未来にならないだけであって「現状を変えていけば」未来が変わるかもしれません。
タロット占いが示す未来は、「今から視た未来」であって「決定された未来」ではありません。
タロットカード「12吊るされた男」の正位置・逆位置や解釈についてのまとめ
大アルカナ・カード「12吊るされた男」の意味を解説しました。
タロット占いを受けている相談者が今どれほどにつらい状況にあっても、正位置で「吊るされた男」カードが出たら、現状は耐えるに値する苦しさとみなすことができます。
今は修行の時期だと覚悟して今している努力を続けていけば、いつか光が差すはずです。
逆位置で「吊るされた男」カードが出たら、自分を苦しめている要因を確認して、「本当にこれを続けなければならないのか」と自問してみてください。
無駄な努力、無駄な忍耐は存在し、それをいくら続けても明るい未来は訪れません。むしろつらさに押しつぶされてしまうでしょう。
「吊るされた男」は相談者に、我慢すべきときと、我慢から抜け出すときのいずれかを教えてくれます。
大アルカナカードの意味を調べる
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