カルマと聞くと、目に見えないスピリチュアルな世界の話で非現実的なものではないかと思う方も多いのではないでしょうか。スピリチュアルな話は自分とは無縁と思う方もいるでしょう。
カルマとは、日常生活の中に自然と溶け込んでいる考え方であり、誰もが関わりのあるものです。良い人生を歩むために大切なメッセージであり、生き方そのものに関わるものでもあります。またカルマとは誰もが持っている魂の記憶でもあります。
カルマとは何か、カルマを知る方法や解消法などについて詳しくご紹介します。
カルマとは何か?意味を紹介
カルマとは、前世から受け継がれた思考や行動を表します。サンスクリット語では「行為」「宿命」と表され、過去世で行った行為はいつか自分に返ってくるという思想です。インド占星術に由来があるといわれています。
また、カルマとは、肉体としての生き物は死に絶えても、魂は生まれ変わりを何度も繰り返すという「輪廻転生」から意味を捉えることができます。過去に行った行為が現在に課題として与えられていることを、カルマと言います。
カルマの意味が分かると、スピリチュアルな世界がより現実味を帯びて、自分のこととして考えられるのではないでしょうか。
カルマは難しいことではなく、簡単に捉えることができます。誰にとってもなんとなく心当たりがあるなと感じられることでもあります。カルマの法則を知れば、より深くカルマについて理解が深まるでしょう。
カルマの法則
カルマの法則は、日本語では「因果応報」という言葉がわかりやすいでしょう。悪い行いも善い行いも、いずれ自分に返ってくるという考え方です。因果応報は仏教の考え方が由来とされています。
仏教のカルマとは、意志をもって行った行動と結果はすべてカルマであり、日々を生きる私たちに大きな影響を与えると考えられています。カルマの法則を理解し、日々の生活の中でカルマを意識して行動すると、幸せな人生を歩むことができるでしょう。
自分の行動や考え方は、過去と合わせ鏡のようになっています。前世での行いが元になり、今の自分の性格が形成されていると言われています。
例えば、過去世で責任ある立場にいた人は「生まれ変わったらもっと気楽に生きたい」と思い、現世では自由気ままな人となって生まれ変わっていることがあります。
別の例えでは、責任ある立場を自分の宿命と受け止めて生きていたのですが、思い通りに全うできなかったカルマを持っていたとします。悔いを残しているため、現世でもう一度同じ課題にチャレンジし鍛錬を繰り返す、ということもあるでしょう。
このように、過去の体験はすべてカルマとして現世に引き継がれているといわれます。
自分のカルマを知る方法
カルマの意味は分かったけど、自分がどんなカルマをもって生まれたのかなと気になりますよね。カルマはスピリチュアル的に見えない世界から答えが降りてくるわけではなく、日常のちょっとした行動からわかります。カルマを知る方法について詳しくご紹介します。
自分のカルマを知るために、まず始めに人生で印象的だった出来事を思い出してみましょう。
好きか嫌いかはっきりしていること
カルマを知る方法として、すごく好きなことやどうしても受け付けないことを思い浮かべてみましょう。すごく好きなことについて、理由を説明できないけど心惹かれることはありませんでしょうか。理由なくどうしようもなく好きという感情は、過去世から受け継がれたカルマだと考えられています。
例えばツインレイやツインソウルといった相手です。魂のつながりが強い相手と出会ったとき、たとえ相手にパートナーがいたり結婚していたりしても、強烈に惹かれてしまうことがあります。
また、どうしても受け入れられないことがあれば、それもカルマと考えられるでしょう。不倫や浮気をされたとき、時間をかけて許せる人もいれば絶対に受け入れられない人もいます。過去世で不倫や浮気をされて傷ついた人は、現世でも絶対に許せないこととして受け継いでいるでしょう。
また、どうしても理解できない他人の行動は、過去世で自分が他人にやってしまったことであるため、現世で自分に跳ね返ってきていると考えられています。
苦労なく努力が続けられること
勉強が苦手で学校に行っても授業についていけないという人の中に、資格をたくさん持っている人がいます。自分の中で嫌いなことは続かないけど、好きなことに対する勉強が苦にならない場合、カルマが関係しているでしょう。
過去世で生きるのに苦労した人は、現世で生きるために必要な知恵を、楽に身に着けることができる人がいます。また、職人と呼ばれる人の中には、素晴らしい功績を残しているにもかかわらず「まだまだ勉強」とおっしゃる方もいます。
それらの人々は、他人から見たらとても優秀に感じます。自分の中から湧き上がってくる情熱があり、ひとつの道を究めたいという思いがカルマとなっているのでしょう。過去世から追いかけても追いかけてもたどり着けない道を進むことを背負っているため、努力が苦にならないと考えられます。
なぜか褒められること
何も考えずにやったことをすごく褒められた経験はありませんでしょうか。例えば幼い時に描いた絵を大人に褒められて勝手に展覧会に出されたり、読書感想文で表彰されたりしたという経験がある方もいるでしょう。
人と同じことをしても際立って優れた成果を出せる場合、それはカルマである可能性があります。過去世から受け継がれた才能が現世で開花したり、過去世で続けていたことが現世で報われたりしているのかもしれません。
逆に、どれだけ努力を続けても思いが達成できない場合は、過去世で他人をうらやんだり他人の成功を邪魔したりした経験が、カルマとして受け継がれている可能性があります。
カルマを背負うとは?背負っている人の特徴を紹介
カルマを身をもって体験している人や、カルマが重くのしかかっている人の特徴について、詳しくご紹介します。
問題のある人を好きになってしまう
なぜかいつも、DVや浮気癖のある人を好きになってしまう人は、過去世で自分がDVや浮気をしていたのかもしれません。また、好きな人に利用されたり都合よく扱われたりする人は、過去世で自分がしていたことが跳ね返ってきていると考えられます。
人間関係がうまくいかない
何もしていないのにいじめの標的にされたり、理不尽な思いを繰り返したりする人は、過去世で、他人をいじめたり人を道具のように扱ったりしていた可能性があります。過去世で人を裏切っていた場合、現世では人から裏切られるような経験をする人もいるでしょう。
仕事で芽が出ない
どんなに努力を重ねても報われなかったり、同じ結果でも努力をしていない人が評価されたり、他人に成果を奪われてしまったりする人は、カルマを背負っている可能性があります。
才能を発揮できない環境に悩まされている人は、過去世で誰かの足を引っ張ったり人の努力を踏みにじったりしていたのかもしれません。人をうらやんだり自分を卑下したりする人は、過去世で人に出し抜かれた経験をして自分に自信を無くしてしまった可能性があります。
お金に困る
どれだけ稼いでも出ていくお金を制御できず、常にお金に困っている人は、過去世でお金をだまし取ったり人から奪ったり、自分だけが得をすることをしたのかもしれません。
カルマとは漢字で「業」と書きます。自業自得という言葉があるように、自分のカルマから起こる出来事は、自分自身に降りかかってくると考えられています。過去に与えられた課題をクリアできていないと、カルマを背負うことになるでしょう。
カルマの解消方法とは?
カルマを背負うことになってしまった場合、カルマを解消するにはどうしたらいいのでしょうか。カルマの解消法についてご紹介します。
人を愛する
人はみな大なり小なりカルマを抱えて生きています。人は罪を犯すものであり弱いものであると受け止め、カルマを背負いながら生きていることを他人と分かち合いましょう。他人を理解し愛することで、カルマは解消されていくはずです。
問題ある人のカルマを一緒に解消していくために、罪を許し大きな愛で包み込む優しさが、カルマを楽なものへと変換していくでしょう。
人を許す
他人からされたというネガティブなことだけにフォーカスして、自分を偽ったり我慢したりする必要はありません。誰かに怒りを感じたり恨んだりしてしまうことは、誰しもあるでしょう。これらの感情を暴走させると、負の連鎖が生まれてしまいます。
怒りや恨みの感情をそのままにすると、知らない間に増幅されてしまいます。負の感情を手放し心を開放することで、カルマは解消されていくでしょう。他人もまたカルマを背負って生きています。
ネガティブな感情を持ち続けていると、そのままカルマとして来世へ受け継がれてしまいます。つらいことや苦しいことは、忘れることで癒されるでしょう。忘れるという行動は、自分だけでなく周りを明るくすることもあります。
人に感謝する
自分が評価されたいという願望が叶うと、自分だけがすごい人だと勘違いしてしまう人がいます。成功には多くの人の協力があったことを忘れてはいけません。
例えば仕事に没頭できたのは、家事をしてくれた人がいたからであり、自分にできないことや面倒な仕事を引き受けてくれた人がいたからでしょう。
他人に感謝することで、良い波動が人に伝わり巡り巡って自分に返ってきます。また、自分のための目標は、自分が満足したら終わりです。
しかし、自分以外の誰かのため、たった一人の大切な人のための目標には終わりがありません。人から感謝されると心が癒されて、カルマは解消へと向かうでしょう。
寄付やボランティアをする
自分の持っているものを他人に分け与えることで、カルマが解消されていくと考えられています。自分が困窮するほど分け与えるのは間違っていますが、できる範囲で寄付するといいでしょう。
人に幸せを与えることで、カルマは解消されていくでしょう。
また、お金がなければ体力や時間を提供できる、ボランティアという方法があります。
困っている人のために行動することが、カルマの解消に役立つでしょう。
カルマとは漢字で「業」と書きます。「業」という漢字から思い浮かぶのは建設業、飲食業など、「仕事」に関わる漢字をイメージする方も多くいるでしょう。
仕事をするのは、主に生活を支えお金を得るために行うものですが、仕事そのものは自分以外の誰かのために行うものです。
例えば飲食店で料理を作ったり運んだりするのは、お客様のためです。仕事をすることもカルマ解消に役立つでしょう。
カルマについてよくある質問
カルマは悪いことばかり?
いいえ。過去世で人のために尽くした人は、現世では窮地に立たされたときにどこからともなく助けを得られたり、九死に一生を得たりします。
行為の結果が跳ね返ってくるわけですから、善い行いは良いこととして返ってくると考えられています。
人生がつらすぎる。これもカルマですか?
カルマとは行為に対する結果という意味です。つらい出来事をカルマとしてとらえることで、今起こっている出来事を俯瞰して理解できます。
解決できないカルマを課題と捉えることで、問題解決の糸口を探すことができるでしょう。
カルマを解消できたらどうなる?
これまで苦しんでいた出来事から解放されるため、心が軽くなり人生に良い変化が起こるでしょう。
敵だった人が味方になったり人間関係が改善したりする人もいます。
電話でカルマについて相談できる
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気になる方は参考にしてみてください。
セシル先生
サイト | フィール |
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鑑定歴 | 11-15年 |
占術 | 霊感・霊視・救霊・アカシックリーディング・レイキ・遠隔ヒーリング・霊感タロット・カウンセリング |
料金 | 1分270円 |
セシル先生は、自身の辛い経験から人の役に立ちたいという気持ちが人一倍強く、占いの知識だけではなく心理学の知識も豊富に持っている先生です。
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カルマについてのまとめ
カルマの意味について、スピリチュアルな視点に基づいて解説しました。
カルマとは、特別な力のある人だけが持つものではありません。
大なり小なり誰しもが抱えている、と捉えることができるでしょう。
自分は不幸だと感じたりつらいと感じたりするような出来事にも、意味があります。
過去世から受け継がれた課題として持たされているものと考えられます。
そのため、すべての人が課題を抱えて生きているといえるでしょう。
カルマを理解すると、自分のやるべきことが深く理解できます。
カルマを解消することで、人生は良い方向へ大きく変化していきます。
より良い人生を歩むために、カルマを人生の糧として乗り越えていきましょう。